14歳への哲学
GW(ごめんなさい、許してください・うぃーく・・・・・)も終わりましたね。GW特別企画と銘打った企画は終わってないですけど。そんな提出期限の過ぎた宿題も放り出して、今日はいいネタを見つけたので、久しぶりに新聞の話題でも。今日の朝日新聞夕刊・人生相談コーナーより。
「<むなしい毎日>長野県 中学生(14)/<中学生も「専攻」持とう>哲学者 永井均さん」(5月9日付朝日新聞夕刊4面、「悩みのレッスン」コーナーより)


えーっと、朝日新聞夕刊・金曜日恒例の人気コーナー(なのだと思う)、お悩み相談の「悩みのレッスン」ですが、相談役というか、答え役というかで、なんと<哲学者>永井均氏が登場しているのです。私は今日初めて気付いたのですが、いつからのことなのですかね?このコーナー、たぶん毎週一通の人生相談を取り上げ、二三人の相談役のローテーションで回すことになっていると思うのですが、まさか<哲学者>がそのひとりを務めるとは!これまでは確か、室井佑月とかドリアン助川とかが担当だったはずで、とくにドリアンの回答には毎回、感動というか、悶絶というか、爆笑というかをしていて、毎週ちょっとした楽しみにしていたのですけど(ドリアンのアンサーだけを集めて単行本にするなら、私は是非買い求めて座右の書にしたい)、また今後もチェックしないといけないようです。
で、永井氏は、私よりお詳しいかたも大勢おられると思いますが、『これがニーチェだ』(講談社現代新書だっけ?)や、猫のアインジヒトやら、何とかのインサイトと翔太が夏休みにどうこう・・・とかいったタイトルの、読みやすい哲学の書籍の著者として知られ、専門家以外にも広く認知されている<哲学者>です。私も昔、このひとの授業を覗いてみたことがあったのですが(一か月で出席しなくなったけど)、うーん、あまりこういう人生相談とかをしたがるひとには見えなかったけどなあ・・・ただ、以前とある学会の会場で、永井氏の勤務校に所属している学生の研究発表の時間、すっと会場に入ってきて発表を聞いていたのを「あっ、永井だ!」と目撃して、意外とちゃんと教育やっているんだなあ、と思ったことはあったのですけどね。それにこのかた、『子供のための哲学』(これも講談社現代新書かな?)を著しているから、こういう十四歳とかの相談役としては、少なくとも哲学屋のなかでは、適任といえば適任なのかなあ・・・。まあそもそも、哲学をやっている人間にこういう人生相談はふさわしいのか、という問題もありますけど。一時期噂で聞いた、「哲学カウンセラー」(なんでも哲学をやっている人間は、思考実験とかを繰り返して、多少のことでは動じなくなっているから、特殊なカウンセラーとしての資格制度をつくろうというはなしがあったらしいです)制度も、何の進展もないようですし。まあ哲学が生き方の指針とかから全くかけ離れた、観念の遊戯みたいなものに堕してしまっては、確かにいけないとは思うのですが、でも哲学者が他人の人生相談やら悩み事やらを聞いて、アドヴァイスをするっていうのも、どうなのですかねえ・・・少なくともソクラテス的ではないよなあ、ひとさまにアドヴァイスを与える人間というものは、たとえシビレエイではあったとしても、自分では痺れていないのだろうから(cf.『メノン』篇ね)。今回の永井氏の回答も、しごく穏当だったと思うし。うーん、難しいところですが、まあこの問題を考える材料にはなりそうなので、「悩みのレッスン」コーナー、今後も注視したいと思います。ただ、当てつけとして、このブログのコメント欄に人生相談など書き込むのは、勘弁です。「好きなら好きって言っちゃいなよ!」「<人>という字をよく見ると、二本の線が・・・」「人生には三つの坂があって、上り坂、下り坂、そして・・・」とかってアンサーくらいしか、私にはできませんので。

FC2 Blog Ranking
人気blogランキングへ
「<むなしい毎日>長野県 中学生(14)/<中学生も「専攻」持とう>哲学者 永井均さん」(5月9日付朝日新聞夕刊4面、「悩みのレッスン」コーナーより)


えーっと、朝日新聞夕刊・金曜日恒例の人気コーナー(なのだと思う)、お悩み相談の「悩みのレッスン」ですが、相談役というか、答え役というかで、なんと<哲学者>永井均氏が登場しているのです。私は今日初めて気付いたのですが、いつからのことなのですかね?このコーナー、たぶん毎週一通の人生相談を取り上げ、二三人の相談役のローテーションで回すことになっていると思うのですが、まさか<哲学者>がそのひとりを務めるとは!これまでは確か、室井佑月とかドリアン助川とかが担当だったはずで、とくにドリアンの回答には毎回、感動というか、悶絶というか、爆笑というかをしていて、毎週ちょっとした楽しみにしていたのですけど(ドリアンのアンサーだけを集めて単行本にするなら、私は是非買い求めて座右の書にしたい)、また今後もチェックしないといけないようです。
で、永井氏は、私よりお詳しいかたも大勢おられると思いますが、『これがニーチェだ』(講談社現代新書だっけ?)や、猫のアインジヒトやら、何とかのインサイトと翔太が夏休みにどうこう・・・とかいったタイトルの、読みやすい哲学の書籍の著者として知られ、専門家以外にも広く認知されている<哲学者>です。私も昔、このひとの授業を覗いてみたことがあったのですが(一か月で出席しなくなったけど)、うーん、あまりこういう人生相談とかをしたがるひとには見えなかったけどなあ・・・ただ、以前とある学会の会場で、永井氏の勤務校に所属している学生の研究発表の時間、すっと会場に入ってきて発表を聞いていたのを「あっ、永井だ!」と目撃して、意外とちゃんと教育やっているんだなあ、と思ったことはあったのですけどね。それにこのかた、『子供のための哲学』(これも講談社現代新書かな?)を著しているから、こういう十四歳とかの相談役としては、少なくとも哲学屋のなかでは、適任といえば適任なのかなあ・・・。まあそもそも、哲学をやっている人間にこういう人生相談はふさわしいのか、という問題もありますけど。一時期噂で聞いた、「哲学カウンセラー」(なんでも哲学をやっている人間は、思考実験とかを繰り返して、多少のことでは動じなくなっているから、特殊なカウンセラーとしての資格制度をつくろうというはなしがあったらしいです)制度も、何の進展もないようですし。まあ哲学が生き方の指針とかから全くかけ離れた、観念の遊戯みたいなものに堕してしまっては、確かにいけないとは思うのですが、でも哲学者が他人の人生相談やら悩み事やらを聞いて、アドヴァイスをするっていうのも、どうなのですかねえ・・・少なくともソクラテス的ではないよなあ、ひとさまにアドヴァイスを与える人間というものは、たとえシビレエイではあったとしても、自分では痺れていないのだろうから(cf.『メノン』篇ね)。今回の永井氏の回答も、しごく穏当だったと思うし。うーん、難しいところですが、まあこの問題を考える材料にはなりそうなので、「悩みのレッスン」コーナー、今後も注視したいと思います。ただ、当てつけとして、このブログのコメント欄に人生相談など書き込むのは、勘弁です。「好きなら好きって言っちゃいなよ!」「<人>という字をよく見ると、二本の線が・・・」「人生には三つの坂があって、上り坂、下り坂、そして・・・」とかってアンサーくらいしか、私にはできませんので。
FC2 Blog Ranking
人気blogランキングへ











